展覧会前日に設営。
Candy Bird氏はひとり来日され、はじめての会場でイメージを膨らませながら、マスキングテープによるインスタレーションにも取り組まれました。マスキングテープによる壁画制作は、漆喰仕様のため絵具や塗料では直接描けない当店の壁のためのアイデアで、今回、初の試みだったそうです。
前日の設営も無事終わり、個展初日を迎えました。
WEBサイトやSNS(Facebookなど)を見てお越しになった方、表の看板にあるポスターから興味を持たれた方、驚いたことに台湾の街角でCandy Bird氏の壁画に出会い、その画風を覚えていて訪れたという方もいらっしゃいました。
台湾の町を歩くと、Candy Bird氏の壁画を数多く目にします。系列店・Live Space Vi-codeのマンスリースケジュールの表紙に掲載させていただいた作品もそのひとつ。
むき出しのレンガや崩れた壁、貯水タンクや変圧器、無造作に放置された大型ゴミが、彼の想像力によって新たにデザインされアート作品となり、そして再び周辺の環境と融合してゆく・・・まさにストリートアートです。
14時、ライブペイントがはじまりました。60号のキャンバスにまずは黄色の塗料で描きはじめます・・・
*ライブペイントの動画はこちら→アートカクテル公式Facebook
約1時間で壁面いっぱいの作品が完成しました。キャンバスの外に広がる世界をマスキングテープで表現したのは、即興だったのかどうかは分かりませんが、(要約すると)殻を破る、といった作品のテーマをそのまま体現しているかのよう。
展示は、格差社会、環境破壊といった社会問題をテーマにした作品群となっているので、その中で、このユーモラスなライブペイント作品がオアシス的な中和をしています。
オープニングイベントはHITOARIKI映像チームにも取材いただきましたので、インタビューも交えた新たなコンテンツを近日中に公開したいと思っています!
Candy Bird日本初個展「不発弾処理 Remove Bombs」は7/17(月・祝)まで。ぜひお立ち寄りください!